変わる勇気とやり抜く力を持ち、全力を尽くす。
俳優とは評価される仕事である。実力とは別に、運とタイミングも大きく左右する。
その紙一重の世界で、打ちのめされたままでいるか、 培ってきたものを武器に、新たな世界へ飛び立つか。
決めるのは自分自身だ。
思い通りの人生などない。たとえ望みが叶ったとしても、壁はいくつも立ちはだかる。
どう立ち向かうか。どう生きるか。
自分と向き合い、鍛え上げる時間を大切にして欲しい。
本気でぶつかった日々は、人生の中でかけがえのない宝になるからだ。
羽鳥 三実広(はとり みちひろ)
脚本家・演出家・演技トレーナー。
シアタープロジェクト羽鳥代表
大阪音楽大学名誉教授
劇団四季に27年在籍後、「実りある豊かな精神生活を創造する演劇」の担い手でありたいと願い、
俳優を育て、作品を作り上げていく創造システム集団「シアタープロジェクト羽鳥」を設立。
2011年より、大阪音楽大学短期大学部教授となり、ミュージカルコースでの俳優育成と創作活動に携わり、
上部団体「DAION座」と学生達で構成される「DAIONミュージカル」公演の発信を続ける。
2023年3月、定年を迎え、教育主任退任後は大阪音楽大学短期大学部特別教授として、
学生指導とオリジナルミュージカルの発展に力を注ぐ。同年4月、大阪音楽大学名誉教授を授与される。
2025年3月、大学での指導を終了。特別教授、DAION座代表退任。